【環 境】コクヨ カナダ企業と使用済み割り箸を用いた再生オフィス家具開発を開始

コクヨは、カナダ企業のChopValue Manufacturing Japanと、使用済み割り箸をリサイクルした内装材を用いたオフィス家具の開発や検証を開始する。

近年、企業におけるサステナビリティへの取り組みの重要性が高まる中、オフィス家具においても環境配慮型製品への需要が高まっている。コクヨはマテリアリティ目標として2030年までに海外含むグループ企業が取り扱う循環型商品の売上高を80%以上とすることを掲げている。

ChopValue Japanは、使用済みの割り箸をリサイクルし、板状の素材に加工して家具や内装材を製造する循環型ビジネスモデルを展開し、日本国内では初めての工場を、神奈川県川崎市内に稼働させている。コクヨは両社の技術と知見を活かし、使用済み割り箸を活用した内装材を用いたオフィス家具の開発や検証などを行い、日本のオフィス市場に適した循環型商品の開発を進めていく。

日本国内で回収した割り箸は、ChopValue Japan独自の技術により高品質な内装材として生まれ変わり、その内装材にコクヨのオフィス家具の構造を組み合わせ、デスクやテーブル、ラックなどを開発していく。まず第1弾の試作品として、使用済み割り箸をリサイクルしたテーブルを制作した。

今後、コクヨはオフィス家具商品として必要な機能や品質、製造方法などの検証や実験を行い、両社の技術と知見により、自然由来の素材を生かした美しい質感と品質の両立を目指す。


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