【物 流】大成建設と日本通運 「建設副産物巡回回収システム」が地球環境大賞で受賞
大成建設と日本通運が協働で進めている「建設副産物巡回回収システム」の活動が、産経新聞社主催の第33回地球環境大賞において、日本経済団体連合会会長賞を受賞した。
地球環境大賞は1992年、「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、産業界を対象とする顕彰制度として世界自然保護基金(WWF)ジャパンの特別協力を得て創設された。持続可能な社会の実現に寄与する技術・製品開発、環境保全活動・事業の促進、地球環境保全に対する意識の一段の向上を目的とし、日本の地球環境に関する表彰制度としては、最も規模が大きくかつ権威と格式がある。
今回の受賞は、大成建設が2014年から継続的に取り組んできた不燃系建材端材の再 資源化への取り組みを発展させ、2023年からの日本通運との協業により、再資源化量 の拡大と荷量確保による安定運用体制を確立し、建設業全体への普及を進めた点が評価された。また、運搬効率の向上による運搬コスト及びCO2排出量の大幅な低減も、あわせて評価された。
今後は、回収エリアの拡大、対応品目や建材メーカーの追加、モーダルシフトによる遠距離運搬など、更なるシステムの充実を図ることで、建設業界と物流業界における環境負荷を低減し、省資源・循環型社会構築に積極的に取り組んでいく。
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