【知 識】J&T環境とベステラ 業務提携
J&T環境とベステラは、業務提携に合意した。
J&T環境は廃棄物処理とリサイクル事業を主たる事業とし、全国で環境ソリューションを提供している。従来のリサイクル・資源循環事業を進化させ、使用済みペットボトルを新しいペットボトルへ生まれ変わらせる水平リサイクルの実現や、食品廃棄物から電力と肥料を創出するダブルリサイクルループ、また、使用済みプラスチックの利用拡大を実現する高度選別から再商品化までの一貫したリサイクル事業など、常に新たな挑戦を続けている。
一方、ベステラは電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、全国各地での多数の工事実績を有している。球形貯槽(ガスタンク)をりんごの皮を剥いていくように切断を行う「リンゴ皮むき工法」や、長年のプラント解体で蓄積されたPCB含有の変圧器(トランス)などを無火気で解体するなどの、環境に配慮した独自の解体工事の技術・ノウハウ・特許を保有している。
近年、国内では持続可能な社会の実現に向け、サーキュラーエコノミーの推進等、従来の廃棄物処理適正に加えて、循環型社会形成のためのリサイクルニーズが一段と高まっている。こうした市場環境の変化に迅速に対応するため、解体工事で発生する廃材処理の循環再生等に関するノウハウを持つベステラと、環境コンサルティングから、収集運搬、中間処理、リサイクルまでトータルソリューションを提供するJ&T環境が提携し、両社が持つ経営資源とこれまで培ってきた事業ノウハウを結集させることで、解体工事の際に発生する廃棄物のさらなる再資源化が進むと判断し、業務提携に合意した。今後は両社で協力し、廃棄物処理の適正化に加え、環境負荷低減のための解体材リサイクル技術の開発を推進する。
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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