【物　流】セイノーホールディングスとアートグループホールディングスが業務提携

セイノーホールディングス（以下　セイノーＨＤ）と傘下の輸送ネットワークを担うグループ会社（以下　セイノーグループ）は、アートグループホールディングスと傘下の引越サービスを担うグループ会社（以下　アートグループ）の、アート引越センター、アートセッティングデリバリーと、業界全体が直面している人手不足問題の解決と、より高品質なサービスの提供を可能とした業務提携に関する基本合意書を締結した。２００１年に西濃運輸とアート引越センターで合意した引越業務に関する協業範囲を拡大する。

業務提携の目的として、セイノーグループとアートグループは、２００１年より引越の繁忙期である２月から４月にかけて、西濃運輸の事業所に、アート引越センターが引越関連商品を持ち込み、西濃運輸が幹線輸送および配達業務を担当する形で協力してきた。

両グループの顧客への新たな価値を提供するため、今回、新たにセイノーグループのセイノースーパーエクスプレスとアート引越センターが連携し、引越業務における両社のリソースを最大限活用する。これにより、業界全体が直面している人手不足問題の解決と、より高品質なサービスの提供を目指す。

また西濃運輸が取り扱う大型商品の個人宛配送を、２名スタッフ体制による配送から設置作業までを行うアートセッティングデリバリーがラストワンマイル配送（最終拠点からエンドユーザーへの配送）で補完し、相互に連携を図る。これにより輸送効率の向上、環境負荷の低減につながる。また顧客のニーズとして多い大型商品の日時指定や開梱・設置、廃材回収などのサービスを提供し利便性の向上を図ることで、顧客の繁栄に貢献していく。

アートセッティングデリバリーと西濃運輸は、既に幹線輸送とラストワンマイル配送のトライアルを実施しており、相互理解を深めてきた。今後、商品の受け渡しの方法や顧客へのサービスレベルの向上を目指すべく、トライアルの課題となる部分を洗い出しながら、ルールや仕組みづくりに着手し、全国展開を進めていく。

両グループは引越業務や大型商品の個人宛配送での協業を通じて、顧客満足度向上と業界全体の発展への貢献に引き続き取り組んでいく。また輸送業界の人手不足の解決を目指し、得意分野での連携を強化することで、業界全体の連携を拡大し、物流業界の魅力を高め、働きやすい環境づくりに貢献していく。

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