【物 流】日通 異業種ラウンドマッチング輸送開始

北越コーポレーション、ダイハツ工業、日本通運と日本貨物鉄道は、北越コーポレーションが運用する20フィートコンテナを活用し、鉄道による異業種ラウンドマッチング輸送を2025年2月に開始した。

北越コーポレーションは、2018年から新潟発関西向けの紙製品の輸送において、20 フィートコンテナを使用した鉄道モーダルシフトを開始したが、片道での輸送であり復路の有効活用が課題となっていた。

一方、ダイハツ工業は2018年から、12フィートコンテナを使用した九州発北陸向けの軽自動車輸送を実施していた。しかしコンテナサイズの問題から、鉄道利用においては軽自動車輸送に限られていたことや、長距離トラック輸送となる日本海側への輸送に課題を抱えていた。

今回、北越コーポレーションが課題としていた復路の空コンテナ輸送区間において、ダイハツ工業の小型自動車を積載する新たな輸送スキームを構築し、2025年2月より北越コーポレーション、ダイハツ工業による異業種ラウンドマッチング輸送を開始した。

北越コーポレーションは、新潟工場で生産した「上質紙キンマリSW」「塗工紙ミューコートネオス」等の紙製品を関西地区へ輸送し、ダイハツ工業は北越コーポレーションが運用する20フィートコンテナを活用し、関西で生産した「トール」「ロッキー」等の小型自動車を新潟地区の販売会社へ輸送する。

異業種である2社が物流面で連携を図ることにより、将来に続く持続可能な輸送モード確保ならびに物流効率化にも貢献する。


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