【流 通】LINEみらい財団と常葉大学 中高生向け情報モラル教材を共同開発

LINEみらい財団と常葉大学は、SNSの誹謗中傷リスクを学ぶことを目的とした情報モラル教材「ネットの書き込みに対する上手なリスクの見積もり方を考えよう」を共同開発した。

この教材は中学生・高校生を対象としており、シチュエーション別でのSNSの情報発信リスクの見積もり方やテキストコミュニケーションならではの特徴、悪質なSNS投稿への対応方法などを学べる。

LINEみらい財団の公式サイトで教材を公開し、無料でダウンロードが可能なほか、現在、18都県82市区町村の教育機関で活用されている活用型情報モラル教材「GIGAワークブック2026年度版」での掲載も予定されている。

こども家庭庁によると、若年層のスマートフォンの所持率は、中学生で約8割、高校生では9割以上に及びます。最近では、SNSの普及により、ネット上でテキストを介したコミュニケーションの機会が増えているほか、芸能人や有名人に対しても、手軽にメッセージを発信するコミュニケーションも可能となった。

また同報告書によると、小学生から高校生にかけて「悪口やいやがらせのメッセージやメールを送られたり、書き込みをされたことがある」の項目に該当する児童・生徒の割合も年々増加傾向にあり、情報化社会の中で生きていく子どもたちにおいて、このような環境下で適正な行動を行える情報モラルの育成が急務となっている。

これらの背景から、LINEみらい財団と常葉大学教育学部酒井研究室は、子どもたちが誹謗中傷の加害者や被害者になることを防ぐため、中学生・高校生を対象に、SNSの誹謗中傷リスクを学ぶことを目的とした情報モラル教材「"ネットの書き込み"に対する「上手なリスクの見積もり方」」を共同開発した。

「ネットコミュニケーションのリスクの見積もり方」をテーマに、シチュエーション別の情報発信リスクや誹謗中傷の被害に遭った際の対応方法についてワークショップ形式で学べる。また教材を通じて、より実践的に、ネットコミュニケーションの難しさやリスクを見積もることの大切さについて、子どもたちが自身で考え、学ぶ機会を提供する。


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