【流 通】BFCCU研究会 環境配慮型コンクリートCELBIC-RAを開発
BFCCU研究会(*1)は、環境配慮型コンクリートであるCELBIC(セルビック)(*2)に、解体ガラなどからリサイクルした再生骨材を使用した、「低炭素性」と「資源循環性」を併せ持つ環境に優しいコンクリート「CELBIC-RA」を開発しました。
CELBIC-RA(セルビック アールエー *3)は、結合材の70%に高炉スラグ微粉末を使用したCELBICに、製造〜保管の工程を経て二酸化炭素(CO2)を固定したCCU材料である再生骨材を使用した環境配慮型コンクリートで、一般のコンクリートと比較して最大で70%程度のCO2を削減することが可能です。
再生骨材は解体ガラなどを主な原料として製造されており、CO2と反応するセメントペーストが含まれていることから、製造〜保管の工程を通じてCO2を固定することができる。CELBIC-RAは、CO2を固定するセメントペーストの量が比較的多い再生骨材Mや再生骨材Lを使用する。BFCCU研究会は実機実験を通じて、CELBIC-RAの製造および品質管理手法を確立するとともに、構造体コンクリートとしての性能を確認した。
*1 BFCCU
(Blast Furnace slag + Carbon dioxide Capture and Utilization)
*2 BFCCU研究会
五洋建設(幹事)、青木あすなろ建設、淺沼組、安藤ハザマ、奥村組、熊谷組、鴻池組、鉄建建設、東急建設、東京テクノ、東洋建設、長谷工コーポレーション、矢作建設工業の13社で構成
*2 CELBIC
(Consideration for Environmental Load using Blast furnace slag In Concrete)
建築コンクリート構造物に求められる所要の品質を確保しつつ、コンクリート材料に由来する二酸化炭素の排出量の約9〜63%を削減する環境配慮型コンクリート
*3 CELBIC-RA
(Consideration for Environmental Load using Blast furnace slag In Concrete-Recycled Aggregate)
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