【流 通】プラチナ万年筆 日本最初期型シャープペンシル「早川式繰出鉛筆」限定複製

プラチナ万年筆は、日本最初期型の実用シャープペンシル(※1)「早川式繰出鉛筆」の限定複製品を2025年2月14日に発売する。

大正4年(1915年)、日本で最初の実用的シャープペンシルが早川徳次氏(シャープ創業者)によって発明された。早川氏は幼少の頃から金属細工の錺技(かざりわざ)を身につけていき、職人と呼ばれるまでに成長した。この錺技を駆使し、外装の細部にまでこだわったシャープペンシルは当時15本のみ製作され、現在シャープ歴史館(奈良県天理市)に保存されている。その中の1本をもとに「早川式繰出鉛筆」を複製した。

内部にはより現代技術を取り入れ一般的な0.5mm芯方式とし、新しい芯繰出し機構を採用した。天冠リングには回転ノック時に指の滑りを抑える微細な彫刻を施し、機能性と装飾性を両立させた。軸柄の繊細な表現にはエンジンタン彫刻(※2)で一本一本柄を彫り込み、オリジナルの表情を再現した。


※1 シャープペンシル

「シャープペンシル」という名称は英語にはなく、正しい英訳は「メカニカル・ペンシル Mechanical pencil」。現在のシャープの前身となる会社がこの早川式繰出鉛筆の製造をはじめたことで、日本ではシャープペンシルと呼ぶことが一般的になった

※2 エンジンタン彫刻

ペン軸本体に微細な超鋼ボールを押し当てて細かいライン(線)を一本一本彫り込み模様を作っていく細密な技法


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