【知 識】村田製作所と京都大学 理工学への興味促進メカニズムに関する共同研究
村田製作所と京都大学大学院エネルギー科学研究科は、女子を対象とした理工学への興味促進メカニズムに関する共同研究を開始した。
テクノロジーの進化に伴い、ITやデータ処理のスキルといった理工学の学びの重要性が高まっている。しかしながら日本の理工学の分野に進学する女子の割合は、理学分野が30.2%、工学分野が15.2%(*2)と低く、理工学の分野で活躍する女子の育成が課題になっている。この課題に対し、京都大学大学院エネルギー科学研究科では女子の理工学への興味を促進するWS設計のための心理モデルの構築(*3)などの研究を行っている。
村田製作所はエレクトロニクス業界をリードするモノづくり企業として、未来を担う子どもたちに科学技術の魅力を伝え、将来イノベーションを起こす人材を育成するためのSTEAM教育(*3)活動に2006年から取り組んでいる。今回、京都大学大学院エネルギー科学研究科とともに、女子が理工学に興味を持つきっかけとなるWSの改善・開発を開始し、理工学分野に進学する女子の比率向上を目指す。
*1 令和3年度 内閣府委託調査
*2 情報処理学会第86回全国大会大会優秀賞受賞
*3 STEAM教育
Science、Technology、Engineering、Liberal Arts、Mathematicsの5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えたもの
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