【知 識】メルカリとゼロ 中古車取引の強化を目的に業務提携

メルカリとゼロは、「メルカリ」での中古車取引の強化を目的に業務提携を締結した。今回の業務提携を通じて、一部の地域で書類手続きや車の検査・配送を専門業者(ゼロ)が代行する「おまかせクルマ取引」の提供を開始した。

中古車販売市場は2022年度に過去最高となる3.9兆円となるなど中古車人気を追い風に需要が拡大している(※1)。その一方で中古車の個人間売買については、さまざまなアプリ・ウェブサービスを通じて取引が可能であるにも関わらず、普及率は高くない。

その背景について、「メルカリ」利用者に車の個人間売買についてのイメージを調査したところ、車を売る場合には「購入者が名義変更を行ってくれるか不安」(57.2%)(※2)、購入する場合には「掲載されている情報が正しいか不安」(51.9%)(※3)などの声が上位に挙がり、個人を相手に取引することに不安を感じていることが多いことがわかった。

今回、業務提携するゼロは、長年培った新車輸送のノウハウをもとに輸入車、中古車、特殊車両など幅広い輸送サービスを全国ネットワークで展開し、車両整備・車両輸送などの付加価値の高いサービスを提供している。

個人間売買における車の出品・購入へのハードルを取り除き、メルカリ利用者が簡単かつ安心安全に取引ができる環境の構築を目指し、一部地域で「おまかせクルマ取引」の提供を開始した。


※1 出典:株式会社帝国データバンク「22年度の中古車販売市場 過去最高の3.9兆円 中古車人気が追い風」(2023年7月)


※2 直近3か月以内に「メルカリ」で自動車本体を閲覧しているまたはメルカリのカーパーツを売却したことがある利用者1963名を対象に実施したアプリ内調査をもとに抽出(複数選択可)。調査時期:2024年10月


※3 直近3か月以内に「メルカリ」で自動車本体を閲覧しているまたはメルカリのカーパーツを購入したことがある利用者1036名を対象に実施したアプリ内調査をもとに抽出(複数選択可)。調査時期:2024年10月


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