【流 通】オリコ OURと提携 在留外国人向けにクレジットカード発行

オリエントコーポレーション(以下 オリコ)は、特定技能人材紹介事業を展開し外国人労働者の登録支援機関でもあるONODERA USER RUN(以下 OUR)と提携し、OURが支援する在留資格「特定技能1号」を有する外国人専用のクレジットカードの発行を開始した。

2023年における日本の生産年齢人口は73,858千人、2040年には62,133千人と、約1,200万人の減少が見込まれている。(※1)、特に大都市圏以外における減少は顕著であり、地方での人手不足は避けられない。そのような中、必要な労働力確保に向けて外国人労働者が注目されている。

政府も外国人労働者を受け入れ拡大のため制度の見直しを進め、2019年には新たに「特定技能」を創設した。さらに「技能実習」の廃止と「育成就労」の新設に関する関連法案の改正が2024年6月に公布されるなど、2040年には外国人労働者は600万人を超えると予想されている。(※2)

また外国人労働者が増加する中で、来日直後からスムーズに安心した生活をスタートするためには、金融サービスの提供が欠かせない。特に商業施設が十分でない地域で働く外国人労働者は、生活品をオンラインショッピングで購入する機会が多くなる。その一方でオンラインショッピングにおける主要な決済手段であるクレジットカードは外国人労働者を対象として発行するものが少なく、十分に金融サービスを受けられていないことが課題となっていた。

オリコはOURが支援する「特定技能1号」を有する外国人にクレジットカードを発行する。日本に入国後すぐに申込みでき、条件を満たしていれば審査完了後即日デジタルカードが利用できる。


※1 日本の将来推計人口(令和5年推計)/社会保障・人口問題研究所

※2 2030/40年の外国人との共生社会の実現に向けた調査研究-暫定報告-(2022年2月3日)/日本政策投資銀行グループ価値総合研究所


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