【物 流】大王製紙 北越コーポレーションの私有コンテナを活用した輸送テスト実施
大王製紙は北越コーポレーションが私有する鉄道コンテナを活用した輸送テストを、愛媛県四国中央市~新潟県新潟市の区間で実施した。今後、輸送テストの結果を検証し、北越コーポレーションの私有コンテナを活用した本格的な輸送開始を検討する。
両社は2024年5月15日に戦略的業務提携基本契約を締結し、「製品物流」「原材料購買」「生産技術」をメインテーマに具体的な協業の取り組みを開始している。今後も引き続き、両社にて協議を重ね、あらゆる取り組みを進めていく。
今回のテスト輸送は、北越コーポレーション新潟工場で生産した製品を私有する鉄道コンテナで関西へ供給した。同社はこれまで関西圏から新潟への帰り便のコンテナ活用について協業先を検討しており、西日本に工場を有する大王製紙製品の輸送を協議していた。このスキームでは、大王製紙三島工場で生産した製品を北越コーポレーション私有の鉄道コンテナに積み込み、新潟エリアへ輸送する。両社は環境負荷が少ない鉄道輸送をより一層活用することで、輸送の効率化を推進していく。
今後、今回のテスト輸送の他、2024年7月末には大王製紙の物流子会社のダイオーロジスティクスのトラックを活用した、両社の生産拠点間における製品ラウンド輸送を予定している。両社は引き続き製品物流の協議を進めており、大王グループが所有するトラックを活用した北越コーポレーション製品輸送や両社物流倉庫の相互活用などについても検討している。物流の効率化およびCO2排出量の削減、さらに物流事業者の働き方改革の推進に向け、継続した取り組みを進めていく。
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