【流 通】能美防災 避難所開設・運営支援アプリを用いた実証実験を実施

能美防災は、開発中の「避難所開設・運営支援アプリ NHOPS(エヌ・ホップス)」(※)を用いて、避難所の開設作業の利便性向上に関する実証実験を、埼玉県春日部市の協力のもと、2024年6月10日に実施した。

現在、全国の自治体では地震や風水害などの災害に備え、避難所の開設・運営に関するマニュアル作成や訓練が行われている。能美防災はこれまでに80以上の自治体や関連団体に対して避難所に関するインタビューを行い、現地で作業を行う職員や地域住民の避難所に関する課題を調査してきた。そこには、特に現場で作業に当たる職員や地域住民はマニュアルだけでは不安を感じており、「実際に作業が出来るか心配」「避難所に一番初めに駆け付けるのが怖い」という声があった。

このような状況を解決するため、能美防災は避難所の開設と運営を支援するアプリ「NHOPS」を開発中している。NHOPSは避難所の開設と運営を支援するウェブアプリで、スマートフォンなどの端末上には、開設や運営に必要な行動が1ページ1アクションで表示されるため、誰でも簡単に避難所の開設や運営ができるようになる。NHOPS導入により、属人的な運営の解消やオンライン訓練で参加者の拡大、行政職員のリソースを避難所開設から復旧業務へシフトが期待される。


※ NHOPS

Neighborly Help Operation Systemからの造語


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