【環　境】村田製作所　「アールプラスジャパン」に出資

村田製作所は持続可能な資源利用に向けて、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組む共同出資会社・アールプラスジャパンへの出資を決定した。

近年、世界的な人口増加にともない、資源の枯渇、廃棄物量の増加といった社会問題が深刻化しており、各企業による持続可能な資源利用の取り組みが求められている。

使用済みプラスチックの再資源化事業は、原料から使用・廃棄まで、業界を超えた連携によるプラスチックの循環スキーム構築を目指している。村田製作所は同事業への参画により、使用済みプラスチックの再資源化を推進する。

村田製作所は経営方針で「持続可能な資源利用」を重要課題（マテリアリティ）として設定しており、２０５０年度の達成目標として、調達物については「持続可能な資源使用率（※１）１００％」、排出物については「循環資源化率（※２）１００％」を掲げている。例えば２０２２年には、積層セラミックコンデンサの製造工程で使用したＰＥＴフィルムを再び同用途のＰＥＴフィルムとして活用する、水平リサイクルシステムの構築に電子部品業界で初めて成功している。

今回の出資をはじめとした取り組みを通じ、村田製作所は今後も持続可能な社会の実現に向けて貢献する。

※１　製品に使用する部資材のうち、

（１）枯渇リスクの高い資源は利用しないこと、

（２）ステークホルダーから使用を禁止あるいは抑制を求められる資源を使用しないこと

※２　製造過程で発生する排出物を自社や他社の資源として再利用すること

・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です