【環 境】三菱UFJ信託銀行と岡山県真庭市 カーボンクレジット活用で連携
三菱UFJ信託銀行は、カーボンクレジットを活用した再造林推進の可能性を検証することを目的として岡山県真庭市と協定を締結した。
岡山県真庭市で皆伐された後に再造林が為されていない土地が増加している課題に対して、三菱UFJ信託銀行が同市と連携して、カーボンクレジットを活用しながら再造林推進の可能性を検証していく。短期的には、再造林が実施される土地の増加による社会課題解決への貢献に繋がり、中長期的には、創出したカーボンクレジットをカーボンニュートラルに関心を持つ企業や個人の活用や、更にはカーボンクレジット創出に関連した森林ファンドの提供も行うことで幅広いステークホルダーのニーズに応えていく。
今回のプロジェクトは、J-クレジットに2022年度新規に追加された方法論であるFO-003再造林を使用する。この方法論では、皆伐後に再造林が為されていない土地を獲得して、再造林することに伴い増加したCO2吸収量がカーボンクレジットとして認定される。この方法論を選ぶ理由は、将来的にカーボンクレジットへの需要が高まることが想定される中で、同時にカーボンクレジットの「質」が重要になってくるからだとしている。「質」の議論になった際に、皆伐された土地に木を植栽することでCO2吸収量が増加するというロジックはシンプルで説明力が高く、協力する地域に取っても価値の高いものになると感じている。
また、全国の自治体と様々な林業の課題をディスカッションする中で、再造林が進まない土地の増加は優先順位の高い課題であり、本プロジェクトはその解決の一助となることも期待している。
今回の協定は2050年カーボンニュートラルへの貢献を目指した取組の一つであると考えており、三菱UFJ信託銀行は当該案件を進めていくとともに、CO2の吸収主体でもある森林、農地を取り巻く環境改善に向けた取組に幅広く取り組んでいく。
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