【物 流】国交省 令和6年度「モーダルシフト等推進事業」の募集開始

国土交通省は令和6年度「モーダルシフト等推進事業」(補助事業)の募集を開始した。応募期間は2024年6月7日17時まで、予算額は164百万円。

 

補助対象事業者は荷主・物流事業者など物流関係者によって構成される協議会。補助対象経費は、「総合効率化計画策定事業」が上限総額500万円。「モーダルシフト推進事業・幹線輸送集約化推進事業・過疎地域のラストワンマイル配送効率化推進事業・中継輸送推進事業」は、上限1000万円とする。また、省人化・自動化に資する機器の導入を計画したり、実際に当該機器を用いて運行する場合には、補助額上限の引上げを行う。申請は、事業計画地域を管轄する地方運輸局などへ提出する。

2024年度からは新たに中継輸送による物流効率化の取組についても補助対象に加わった。同年度からトラックドライバーへの時間外労働の上限規制が適用され、長距離幹線輸送を中心に、長時間労働の解決策として、一つの工程を複数人で分担する中継輸送が期待されている。一方、複数事業者間における中継輸送においては、交代・交換場所の確保や収益配分、運行管理等の調整に時間を要するため、促進には一層の動機付けが必要。そのため、中継輸送による物流効率化の取組についても、補助事業の対象とすることで、物流効率化の更なる推進を図る。 

モーダルシフト等推進事業 により、物流分野の労働力不足に対応するとともに、脱炭素社会に向けた物流GX(グリーントランスフォーメーション)を促進するため、モーダルシフトなどのさらなる物流効率化が期待される。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です