【物 流】JR貨物 2024年3月輸送動向

JR貨物2024年3月度輸送動向を発表した。

同月はコンテナ全体で1,723千トン(前年実績1,776千トン)、前年比97.0%。車扱全体では、814千トン(前年実績722千トン)、前年比112.7%となった。

物価高騰の影響による個人消費の減少や、東北線、東海道線等の輸送障害による減送があり、コンテナは前年を下回ったが、車扱で石油等が増送となったため、輸送実績合計は前年を上回った。

品目別に見ると、東北、関東地区の米、九州地区の馬鈴薯の荷動きが好調となり農産品・青果物が148千トン(前年実績142千トン)、前年比104.5%、一部顧客の増送に加え、年度末需要等で増送となった紙・パルプが197千トン(前年実績194千トン)、前年比101.4%と前年を上回った。

一方で、3月前半に発生した輸送障害に伴う列車運休の影響で積合せ貨物が294千トン(前年実績306千トン)、前年比96.0%、需要低迷に伴う生産減や一部顧客における輸送終了などの影響で化学薬品が98千トン(前年実績105千トン)、前年比93.1%と前年を下回った結果、コンテナ全体では前年比97.0%となった。

車扱は3月の気温が平年より低く推移し、燃料需要が増加したことにより、灯油及びガソリンを中心に荷動きが好調となった石油が578千トン(前年実績478千トン)、前年比121.1%となった結果、車扱全体では前年比112.7%となった。

コンテナ・車扱の合計は2,538千トン(前年実績2,499千トン)、前年比101.6%となった。


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