【環　境】ユニ・チャーム　再生プラスチック配合「紙パンツ専用回収ボックス」を設置

ユニ・チャームは鹿児島県志布志市内４７０ヶ所のごみ回収所に、使用済み紙パンツのリサイクル過程で抽出したプラスチックを配合した「紙パンツ専用回収ボックス」を設置し、回収を開始する。

同社は以前より、使用済み紙パンツを再資源化するＲｅｆＦプロジェクトを開始し、鹿児島県志布志市や大崎町と協働して取り組んでいる。プロジェクトの成果として、紙パンツの主要原材料のひとつである森林資源の「パルプ」を、独自開発したオゾン処理技術によって、未使用品と同等品質の衛生品レベルへと再生する「水平リサイクル」技術を構築した。現在は、リサイクルパルプを原材料に使用した介護用紙パンツを生産し、南九州地区を中心に病院や介護施設で使用されている。

一方で新たに導入を希望する介護施設も多く、その要望に応えるために、リサイクルの原料となる使用済み紙パンツの回収量を増やす必要があった。ユニ・チャームは今回の回収ボックスの設置拠点拡大により、使用済み紙パンツの回収量の向上を目指す。

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