【物 流】ヤマト運輸と青森県 総合流通プラットフォームの進化・発展に向け連携

青森県とヤマト運輸は「新青森県総合流通プラットフォーム構築に係る連携協定」を締結した。

両者は2015年4月から「エープレミアム」のサービス提供を開始し、航空機を活用したスピード輸送と保冷一貫輸送により、本州最北端に位置する地理的に不利な条件を克服し、青森県産農水産品などの国内外への物流および商流の拡大を推進してきた。

しかし、「物流の2024年問題」や労働賃金引き上げなどによるトラック輸送力の低下が懸念されており、国内外の情勢変化に対応した輸送力の確保が必要なことから、物流環境の転換期に対応したエープレミアムの進化・発展に共同して取り組むため、今回新たに「新青森県総合流通プラットフォーム構築に係る連携協定」を締結した。

この締結により小型航空機のスペース活用し、青森―伊丹便を活用した航空輸送スキームを構築する。エープレミアムの特性を最大限に発揮すべく、スピード輸送が可能な航空機活用に加え専用保冷資材を活用し、保冷一貫輸送を兼ね備えたサービスを提供するため、トライアル輸送を重ねながら2025年4月の実用化を目指す。

また、顧客の多様なニーズに応えるべく、航空輸送を軸としながら、トラック・海上輸送など、あらゆる輸送手段を組み合わせた最適な輸送方法を提供するサービスへの進化・発展を目指す。さらに、鮮度と品質を保ったまま、付加価値の高い県産品を海外に届けるため、スピーディーかつ安定的な海外輸送スキームも構築していく。


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