【物 流】F-LINE 2024年問題対応で、九州向け輸送のモーダルシフト推進
F-LINEは2024年3月、F-LINEプロジェクト参加メーカー6社(味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清製粉ウェルナ、ハウス食品グループ本社、Mizkan)と、中部・関西地区から九州への輸送において、関西~九州間のフェリーを使用した定期海上輸送を開始する。
現在、中部・関西地区から九州への輸送は、メーカー各社が輸送手段(トラック・鉄道・海上)を都度手配し、6社共同配送を行っている九州の物流センターに輸送している。この区間の走行距離は600㎞~750㎞ほどのために、2024年4月に適用されるドライバーへの時間外労働時間規制により、今まで通りに運べなくなることも予想されており、同プロジェクトではフェリーを活用した定期海上輸送を進め、2024年問題への対処を図る。
トラック輸送を定期海上輸送にモーダルシフトにすることによって、ドライバーの労働環境改善・定期輸送手段を6社で確保することにより輸送の安定化、平準化、CO2排出量の削減、陸上輸送と海上輸送の並立によるBCP対策につなげることができる。F-LINEは、今後も持続可能な食品物流の構築、環境負荷軽減への取り組みを進めるとしている。
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