【物 流】NTTコミュニケーションズ 遠隔操作型自動配送ロボットでサービス検証
NTTコミュニケーションズは、東京都において西新宿エリアに勤務・居住者向けに、遠隔操作型の自動配送ロボット(以下 配送ロボット)を活用した、フードデリバリーおよびラッピング広告のサービス検証を2024年2月13日より開始した。
このサービス検証はNTTコミュニケーションズが西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアムにおける先端サービス実装分科会プロジェクトの一環として、実施される。
労働人口の減少や働き方・ライフスタイルの多様化に伴い、配送や警備、移動手段などとして、ロボットの活用ニーズが一層高まっており、2023年4月には、道路交通法改正による遠隔操作型小型車に係る規定が施行されるなど、ロボットの早期社会実装に向けた動きが本格化している。
NTTコミュニケーションズもこのような動きを受け、2023年10月に自動走行ロボットの管制サービスである「RobiCo」(※)をリリースするなど、ロボットの社会実装に向けた取り組みを加速している。加えて、警備や移動支援、情報発信などさまざまな用途でのロボットの活用に向けた実証実験にも取り組んでおり「RobiCo」の活用による、遠隔操作のみで配送ロボットを走行させる技術的検証、飲食店3店舗の協力によるフードデリバリーサービスやラッピング広告の有効性検証などを実施する。
今回は配送ロボットによるフードデリバリーサービスの提供で、menuのプラットフォームを利用し、飲食店に注文されたフード・ドリンクを、西新宿エリアに設定した3カ所の受け渡しエリアまで、配送ロボットが運搬する。
NTTコミュニケーションズは、自動ロボットの管制サービスである「RobiCo」の提供など、ロボットの運用時に必要となるサービス面での支援を行う。また、さまざまな実証実験を通じ、社会実装モデルの検討を進め、ロボットの利活用による社会課題の解決に貢献するとともに人とロボットが共存できる社会の実現を目指していく。
※ RobiCo
遠隔操作型小型車をはじめとした、屋外で活用される自動走行ロボットを導入する企業向けに、ロボットを用いる業務の一部をアウトソースできるサービス
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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