【環 境】富士フイルムHD 北米グループ全拠点使用電力を再生可能エネルギーに転換
富士フイルムホールディングスは、北米エリアの富士フイルムグループ全拠点(米国・カナダ)にバーチャルPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)を導入し、すべての使用電力を実質的に再生可能エネルギー(再エネ)に転換する。
同社は将来にわたり追加性のある再エネ電力を長期に安定的に確保するため、自社での再エネ発電設備の設置、および発電事業者から再エネ電力を調達するコーポレートPPAを優先する方針としている。コーポレートPPAの一つであるバーチャルPPAは、発電事業者の再エネ発電設備で発電される電力の環境価値を、再エネ電力証書として長期にわたって需要家に提供する。
北米エリアの富士フイルムグループ全拠点の電力調達を担うFUJIFILM Holdings Americaは、米国のエネルギー企業National Grid Renewables(ナショナル・グリッド・リニューアブルズ)から同社が米国テキサス州ブレビンスに建設予定の太陽光発電設備から発電される約30万MWh/年の再エネ電力証書を15年にわたり購入する。
これにより富士フイルムグループは、北米拠点の使用電力を実質的に再エネ化し、グループ全体の2022年度CO2排出量の約9%にあたる年間約9万トンを相殺する。
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