【知 識】京都大学と堀場製作所 包括連携協定を締結

京都大学と堀場製作所は、未来社会の共創に向けた包括連携協定を締結した。

包括連携協定は、基礎研究において革新性・独創性の高さを誇る京都大学と最先端の科学技術開発に「はかる」技術で貢献する堀場製作所が、長期視点で未来社会を見据えた連携を深め、共創により新たな価値を創出し、複雑な社会課題を解決することを目的としている。

両者には、堀場製作所の創業期から産学連携や技術の社会実装において深い縁(えにし)があり、科学技術や人材育成に対する深い共感から、包括連携協定の締結に至った。実用化が急がれる目先の研究ではなく、長期的視野に立った将来の分析・計測・制御技術に繋がる研究シーズの創出をめざし、期間10年間、研究費総額年間最大1億円を目途にした共創に取り組む。

最初の取り組みとして学内公募型共創研究を創設、採択された共創研究の中から有望な研究成果については、具体的なゴール(画期的な分析・計測・制御技術の実現とその社会実装)を定めたテーマ設定型大型共同研究として展開、推進していく。

堀場製作所は包括連携協定において、共同研究テーマを「HONMAMON(ほんまもん)共創研究」として公募することによって新たな分析・計測技術の発掘を行うとともに、創業以来「はかる」技術で培った知見から次世代技術の創出に繋がる"ほんまもん"(※)の基礎研究を目利きし、堀場製作所が展開する世界29の国と地域に広がる研究開発拠点と研究設備を活用し支援する。共創による支援を通して未来社会をグローバルにリードする若手研究者の人材育成を図り、次世代の分析・計測技術の創出と社会実装をめざす。


※ “ほんまもん”

堀場製作所のこだわりであり、偽物ではないということを示す「本物」であることを超えて、時代をこえてもその価値が一流であり、人の心に触れて感動やひらめきを与え、揺るぎない信頼をもたらすもの


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