【環 境】ヤマト運輸 京都・八幡営業所で全車両EVを全国で初めて実現

ヤマト運輸は、京都府八幡市にある「八幡営業所」で、再生可能エネルギー由来電力(以下、再エネ電力)を活用したエネルギーマネジメントを行うモデル店として本格稼働を開始する。

八幡営業所は全国で初めて、全車両EVで稼働する。太陽光発電設備と蓄電池を導入し、日中発電した電力で、EV充電や建屋電力の一部を賄う。また、電力平準化システムにより、夜間のEV一斉充電による電力使用ピークの偏りを緩和するなど、エネルギーマネジメントを行うことで、サステナブルな物流を実現する。

ヤマトグループは令和32(2050)年温室効果ガス(GHG)自社排出量実質ゼロおよび令和12(2030)年GHG自社排出量48%削減((令和2)2020年度比)の実現に向けて、EV20,000台の導入、太陽光発電設備810基の導入、ドライアイス使用量ゼロの運用構築、再エネ電力の使用率を全体の70%まで向上するという主要施策を中心に、各取り組みを進めている。

一方、EVを導入するうえでは、電力使用量の増加や、夜間の一斉充電による電力使用ピークの偏りなど、様々な課題があるが、八幡営業所に全車両EVの導入が完了し、蓄電池や関西電力グループの電力平準化システムなどを活用し、エネルギーマネジメントを行う営業所として本格稼働を開始した。これにより、夜間のEV一斉充電による電力使用ピークの偏りを緩和するなどEV導入における課題を解決するとともに、サステナブルな物流の実現に貢献している。


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