【物 流】凸版印刷 循環資材の管理・運用支援に特化したソリューションの提供開始

凸版印刷は製造現場の様々な課題に合わせて複数のサービスを組み合わせて導入できるテンプレート型ソリューション「NAVINECTラインビルド」シリーズの新製品として、製造現場の荷役台として使用されるパレットやオリコン(折りたたみコンテナ)などの循環資材の管理・運用支援に特化した「循環資材管理DX」の販売を2023年10月より開始する。

「循環資材管理DX」は資材ごとに2次元コードやバーコードのラベルを発行し、スマートフォンやタブレットなどのデバイスに登録することでこれらの情報をもとに、保有数や所在情報、経過時間をデジタル上で可視化する。

SDGsでも「つかう責任」や「気候変動への対策」が謳われていることをから、拠点間の移動による紛失や回収忘れにより消耗品として扱われることの多かった循環資材についても長期的かつ合理的に運用することが求められている背景を受け、同製品の開発に至った。

「循環資材管理DX」は凸版印刷の各拠点だけでなく、得意先などの社外にある循環資材の数量・経過日数を一元管理することが可能なため返却や回収忘れによる紛失・在庫不足を改善し、適切な管理を支援する。またスマートフォンやタブレットに移動先の周辺地図を表示することが可能なため、所在に近い拠点をすぐに把握でき、パレット回収率の向上と運搬コストの削減を実現する。さらには、機能を拡張することで原材料や製品、部品、工具などの工場内のあらゆる在庫を一元管理することもできる。料金は月額利用料(税抜):7万円~(※)利用することができる。

凸版印刷はデジタル化した製造現場の情報をもとに、企業間や消費者までサプライチェーン全体のDXを実現することで、バリューチェーンの最適化に繋がるソリューション・サービスを開発・展開していく。

※ 初期費用が別途必要


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です