【環 境】日立製作所 仮想サプライチェーン上のCO2排出量データの連携に成功

日立製作所は、Green×Digitalコンソーシアムにおいて複数の環境ソリューションや他社ソリューションとの連携を目的に、共通ゲートウェイを用いて仮想のサプライチェーンにおいて発生するCO2データ連携の実証実験に成功した。電子情報技術産業協会が複数の参画企業を取りまとめて、実証実験を2022年9月よりフェーズ1から2を実施しており、日立製作所はフェーズ1から参画。複数の参画他社間で異なる脱炭酸ソリューションを連携する実証は日本初の試みで、業界横断でのサプライチェーンCO2排出量削減の実現を前進させた。

2050年のカーボンニュートラル実現に向けてサプライチェーン全体での脱炭素が求められており、自社排出だけではないサプライチェーン全体のCO2排出量の正確な把握および削減努力が必要となっている。しかし、データ取得における共通の算定方法論がないため、データ品質に統一性がなかったり、異なるソリューション間で共通のデータフォーマットや接続方式がないため連携が困難であったり、課題があった。

今後、この実証を企業間データ連携のユースケースに、他のソリューションを提供する企業との連携や官民協力を深めていく。日立グループの各ソリューションと連携したプラットフォーム化を目指し、グローバルに成果を拡大し、脱炭素に関する課題解決に貢献していく。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です