【物 流】明電舎 新型協働ロボットを搭載した無人搬送車を販売
明電舎はファナック製の新型協働ロボット「FANUC Robot CRX-20iA/L」を搭載した無人搬送車 RocoMo-Vを開発し、2023年6月より販売を開始した。今回、新たに搭載された協働ロボットにより、RocoMo-Vは最大20kgの可搬質量をカバーできるようになった。
RocoMo-Vは協働ロボットの可搬質量が従来比で10kg増加しつつも、全方位走行AGVの外形寸法は従来品と同等であり、通路幅800mmの走行を可能にし、車体安定性も確保されている。また、安全性においても従来よりも高まっており、協働ロボットの動作時には搬送物・ハンドの形状やロボットの動作速度に関係なく人が近づいた際は、接触がなくともロボットの動きを一時停止させる機能をオプションで用意した。
日本では今後、労働力不足の深刻化が懸念されている。RocoMo-Vはこのような社会課題の解決を目指しており、人の代わりに人と同じスペースでの作業分担や搬送を行うことを想定している。安全柵を必要としない、人と一緒に作業ができる協働ロボットをはじめ、無人化・省人化を実現するための製品は、今後も大幅な市場拡大が見込まれている。
同社では、今後も高品質で市場のニーズに合致する無人搬送車の提供を通じて、あらゆる産業の生産性向上・労務負担の低減、働き方の変革に貢献するとしている。
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