【物 流】ワールドサプライ 商業施設内における管内物流の自動化へ実証実験を実施

SGホールディングスグループの管内物流を手掛けるワールドサプライは、管内配送業務を受託する阪急うめだ本店のバックヤードで、自動ロボット導入に実績を持つQBIT Roboticsの自動走行型配送ロボットを用いたメール便配送実証実験を行った。

今回の実証実験の目的は、通路の幅が狭く、多くのスタッフによって込み合うバックヤードにおいて、自立走行型配送ロボットが安全に走行し、メール便を目的地の事務所まで配達できるか検証することにある。

ロボットにはセンサーが内蔵されており、届け先の事務所の停止位置やトイレなどの減速箇所を事前にマッピングした上で走行する。運用として、メール便の入ったバッグを各フロアエレベーター前でロボットに積込み、3階と5階にある計4か所の事務所へ配達する。ロボットが各事務所に到着すると、ロボットから事務所スタッフへショートメッセージで通知が届き、ロボット上部のタッチパネルを操作し、バッグを受け取る。

実験期間中では予定していた対象の事務所4カ所、2コースを10回走行した。接触などもなく、バックヤードにて店舗スタッフが通常業務をしている中で配送を行うことができた。

ワールドサプライとQBIT Roboticsは今回の実験結果をもとに、商業施設内における配送業務などの店舗支援サービスのさらなる拡大に努めていくとしている。


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