【物 流】日本通運 敦賀-苫小牧間のモーダルシフト型輸送ルート開始

日本通運は、近海郵船と連携し、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた「Sea&Rail」に、新たに日本海ルート(敦賀港-苫小牧港)の運行を追加し、2023年6月15日から開始する。

Sea&RailはCO2排出量を削減する環境にやさしい輸送サービスで、顧客のESG経営に貢献する。あわせて2024年問題のトラックドライバーに対する時間外労働規制に対応した解決策として効果的で、輸送ルートを複線化し、災害発生時の輸送障害区間を回避することにより、BCP(事業継続)にも有効である。

また、日本通運の独自コンテナである鉄道・海上双方で使用可能なRSVコンテナを利用することで、荷物を取り出して積み替えることなく鉄道と海上間を相互にシフト可能。鉄道やトラック輸送と組み合わせることで、港から離れた場所でも集配できる。

今回運航を開始する日本海ルート(敦賀港-苫小牧港)と2022年12月から近海郵船と運航している日本海ルート(敦賀港-博多港)で、北海道から九州まで日本海ルートでコンテナの一貫輸送が可能になり、環境配慮型の輸送手段および将来的な労働力不足などにも対応する輸送サービスとして利用できる。

日本通運は今後、フェリー会社・船会社との連携による新たなルートの開発を進め、Sea&Railのラインナップ拡充に取り組んでいく。


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