【物 流】エニキャリ 東海大学と自転車物流のCO2削減量可視化プロジェクト始動

エニキャリは東海大学の研究グループと、CO2削減量可視化プロジェクトを2023年3月1日に開始した。

共同研究では、エニキャリの配達管理システムに格納される配達ビッグデータと、東海大経営学部教授の田畑智章氏らの研究グループのデータサイエンスの知見を組み合わせ、エニキャリが展開する自転車配送によるCO2削減量の可視化・明確化を目指す。エニキャリが配達管理システムに格納される配達ビッグデータの提供と可視化に関するシステム開発。東海大学はデータサイエンスを用いたCO2削減量の算出を担う。

日本のCO2排出量である10億4400万トンのうち、運輸部門からの排出量は1億8500万トンを占め、そのうち自動車配送は9割に上る。自転車での配送はCO2排出がないため、利用が広がれば環境負荷を抑えることにつながる。CO2削減の効果性を可視化することで説得力を向上させ、企業や個人に対して自転車へのモーダルシフトを促す狙いがある。

今後、エニキャリ配送によるCO2削減量の算出とデータを定期的に取得する仕組みを構築し、次に自転車物流を利用する企業ごとのCO2削減量や、個人利用者に対して自転車配送サービスを利用した際のCO2削減量を可視化できる仕組みを作り上げる。


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