【知 識】DNPグループと毎日新聞社 企業・団体等の年史制作で協業

大日本印刷(DNP)とグループ会社DNPコミュニケーションデザイン(DCD)は、毎日新聞社と、企業・団体等の年史や記念誌等の制作に共同で取り組むことについて基本合意した。その第一弾として両社は、医療法人等に対して、コロナ禍の多様な課題にいかに対応したかといった知見などを後世に残す「コロナ記録集」制作の提案を開始した。

企業や団体等が自らの歴史を描き出す社史・年史等は、理念の継承や次代の成長等にも役立つ重要な情報資産になる。その反面、制作に当たっては膨大な情報の収集・整理や原稿の執筆・編集など、多大な労力と長い制作期間がかかるという課題がある。こうした課題に対して今回、DNPグループの多くの社史・年史等の制作実績に基づく企画編集力等の強みと、毎日新聞社の経験豊富な編集人材や膨大な報道記事・写真等の強みを掛け合わせることで、制作負荷やコスト等を削減しながら、信頼性と品質の高い社史・年史・記念誌等の制作を実現する。

DNPグループと毎日新聞社は、新型コロナウイルスの世界的流行がもたらした社会インフラの混乱等の課題や、それらの課題への対応を記録に残すことが、次のパンデミックへの備えとして重要であると考えた。そこで両社が共同で、各病院や医療法人等に「コロナ記録集」の制作を提案していく。この「コロナ記録集」は3章構成で、毎日新聞社が全体を監修する。第1章「世の中の動き編(総論)」として、コロナ禍の社会的な動向などを用意しておき、第2章「病院の記録編(各論)」と第3章「年表」は、フォーマット化した項目に沿って、各病院・医療法人等の情報をまとめていくパッケージプランとして提供する。


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