【アジア】住友林業 ベトナム・ブンタウ市で低層住宅を開発

住友林業はベトナム、ホーチミン市近郊のバリアブンタウ省ブンタウ市で現地不動産開発会社Kim Oanh Group(以下 KOG)と低層住宅を開発・販売する。住友林業が同国で低層住宅の開発に携わるのは初めてで、今回の事業に併せて設立する現地法人Sumirin Vietnamを通じて参画予定にしている。Sumirin Vietnamは今後発展が見込まれる同国で不動産開発事業の経験・知見を蓄積し、継続的な事業拡大を目指す。

Sumirin VietnamとKOGが出資する「KS Sustainable Development JSC」が主体となり、約20,500平方メートルの敷地に地上3階建て、販売総戸数118戸の低層住宅を開発する。ブンタウ市に勤務する世帯を対象に、幼稚園や多数の公園・緑地を配置して豊かなコミュニティを形成する。住友林業は日本国内で培った設計ノウハウを活かし、開発地全体の統一感を醸成するファサードやランドスケープの提案をしている。住友林業は 同国での低層住宅開発は初めてだが、これまでホーチミン市で2,439戸の分譲マンション開発に参画している。

バリアブンタウ省はホーチミン市やその近隣省とともに南部重点経済地域に指定され、大ホーチミン経済圏を形成している。地域経済は底堅く、石油や天然ガスなどの豊富な天然資源と工業団地、物流のハブとなる国際港を有する。2021年の一人当たりGRDP(域内総生産)はホーチミン市を上回り同国1位と成長著しいエリアです。将来はロンタイン新国際空港や高速道路の開発により、更なる発展が見込まれている。


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