【流 通】SCSK 運送業者の車両・整備情報を一元管理できるクラウドサービスを提供

SCSKはデジタルの力で「フェア・効率的・ホワイト・エコな物流」を実現するチャレンジの第一歩として、運送事業者の車両・整備情報を一元管理できるクラウドサービス「運送革命」の提供を開始した。

日本の物流業界では量・質ともに物流ニーズが高まる一方で、99%が中小企業である運送事業者は、荷主優位、多重下請などの業界慣習により、運賃水準やドライバーの待遇が改善されにくく、人手不足が慢性化している。2024年度からは残業時間の上限規制の適用が施行されるため、国内の物流の危機が社会問題化(2024年問題)しており、官民を挙げた改革が急がれている。

SCSKはこれまで蓄積してきたデジタルの知見を活かし、これらの社会問題を解決し、「フェア・効率的・ホワイト・エコな物流」の実現に向けて、物流業界向けに以下のマテリアリティを掲げ、価値あるサービスを展開する

SCSKは約140社の中小運送事業者へのインタビューを行った結果、重要な経営資源である車両に関する情報の管理や活用が十分に行えていないことが明らかになった。多くの事業者で車両や整備に関する情報が請求書や点検記録簿などの「紙」によって扱われているため、情報の管理や共有の業務負荷が高い点と、データを分析することが難しい。SCSKは物流業界改革に向けた取り組みの第一弾として、「運送革命」は、車両や整備の記録を手間なくデジタル化することで、車両管理業務の効率化、車両にかかわるコストの可視化・分析を可能にする。

運送革命は、運送事業者が車検証や請求書をスマートフォンアプリで撮影、または請求書ファイルをPCからアップロードするだけで車両情報・整備情報がデータ化される。運送事業者はデータ化された情報を活用して法令の遵守状況の確認や車両コストの管理など、車両管理業務のスマート化や経営の改善を実現できる。


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