【アジア】JERA 韓国ガス公社とLNGビジネスに関する覚書締結

JERAは韓国ガス公社(KOGAS)とLNGビジネスに関する覚書を締結した。覚書ではLNGの安定的な調達に向けて、LNG在庫調整、船団の最適化、市場情報の意見交換などの協業や連携について検討することを定めた。

ロシアのウクライナ侵攻により、昨今のエネルギーを巡る国際情勢は厳しく、欧州向けのパイプラインガス供給の減少など、エネルギー調達における不確実性が世界的に増大している。このような情勢の下、覚書に基づき世界最大規模のLNG輸入者である両社が、戦略的な関係を強化し、LNG融通スキーム等の整備を検討することは、日韓両国のエネルギーの安定供給の確保に寄与する。

長期的にも、LNGは脱炭素社会への移行に向けたトランジション・エネルギーとしての必要性から、欧州だけでなくアジアでも大きく需要が増加することが見込まれている。JERAは大きく変わりつつあるLNG市場において、KOGASを始めとした国内外のLNG買主などの有力企業と連携し、さらなる調達力の強化に努めることで、日本のエネルギー安定供給の確保に貢献する。


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