【知 識】カカクコムとデジタルガレージ 飲食業界向けフィンテック事業を展開

カカクコムとデジタルガレージ(DG)は、飲食業界向けフィンテック事業を共同で企画・開発し、展開することについて基本合意した。請求書カード払いサービスを飲食店向けに展開する。

飲食業界は、約17兆円の市場規模(※)と試算される外食産業を中心に、モバイルオーダーや非接触型決済(コード決済)の浸透、フードデリバリーの利用者拡大などDXが進み、その機運はますます高まるとみられている。

カカクコムはレストラン検索・予約サイト「食べログ」のほか、オンライン予約の受付や、オンライン予約台帳による席の管理、店内モバイルオーダーによる注文の受付、アプリによる仕入業務の効率化など、飲食店におけるDXを推進する各種サービスを提供している。

デジタルガレージグループは日本の社会や産業構造が大きく変化する中で、決済とデータを融合したグループ戦略「DGフィンテックシフト」を掲げており、DX・フィンテック領域のサービスを通じて、日本のDXを牽引している。

このような状況のもと、カカクコムとデジタルガレージは、カカクコムが推進する飲食店向けのDX、デジタルガレージにおける決済事業をはじめとする両社の強みを活かし、フィンテックソリューションの共同開発に継続的に取り組むことについて合意し、飲食業界の発展に資するサービス群の構築を目指す。

まずは、デジタルガレージが提供する「DGFT請求書カード払いを飲食店向けDXの一環として展開することで、飲食店が直面している原材料の高騰による資金繰りの悪化などへの対応策を提示していく。


※ 日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査における、2019 年の「飲食店」と「喫茶・居酒屋等」の合算


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