【知 識】フジテレビジョンとNetflix 慶大で寄附講座を開講

慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所はフジテレビジョンとNetflixと、慶應義塾大学三田キャンパスで、「コンテンツビジネスの現状と将来」について学ぶ寄附講座を2023年4月7日から開講する。

この講座ではフジテレビで政治経済記者、ワシントンDC支局長を経て、現在は編成制作局編成ビジネスセンターグローバル事業部で海外での新規事業開拓やコンテンツ販売を担当する森守弥子氏と、Netflixで公共政策部門ディレクターを務める杉原佳尭氏の2人が講師として登壇し、長年の現場経験を踏まえ、コンテンツビジネスの第一線で活躍する多くの専門家をゲストスピーカーとして迎えて、実践的な講義を行う予定にしている。

同講座はコンテンツビジネスに関する専門用語や概念のほか、業界の課題を理解した上でコンテンツビジネス業界で活躍するための素養を身につけて、ビジネス案を企画提案できる能力を身につけることを学習の到達目標にしている。

テレビ業界や動画配信サービスの現状と課題のほか、映画やドラマ、アニメ、ニュース、コンテンツビジネスにおける著作権について、政府の関わり、韓国コンテンツのヒットの秘密、そして人気のドラマがどうやって生み出されるのか、などについてフジテレビ、Netflix、映画会社から現場のプロフェッショナルや政府関係者(予定)をゲストスピーカーとして招き、最新事情を伝える。学期最終回では講座で学んだことを踏まえて、学生はグループワークでコンテンツに関わるビジネスの動画(もしくはスライド)を作成し、各自のレポートをまとめる。

慶應義塾大学のメディア・コミュニケーション研究所開講科目だが、より幅広い学生が身につけるべき領域と位置づけ、研究所研究生に限定せず、他学部・他研究科の学生も受講可能としている。


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