【アジア】資生堂 インドでブランド展開拡大

資生堂はグローバルメイクアップブランドNARS Cosmetics(以下 NARS)をインドで展開する。同社の基盤となるプレステージ領域におけるスキンビューティーブランドのポートフォリオを強化し、アジアパシフィックでの成長を加速させる。新たにNARSを展開するにあたり、資生堂アジアパシフィックを通じて、インドでプレミアム&ラグジュアリー大型百貨店や小売店舗を運営するShoppers Stop(ショッパーズストップ)の100%子会社であるGlobal SS Beauty Brands (グローバルエスエスビューティーブランズ)と、グローバル戦略的パートナーシップを、2023年1月に締結した。

資生堂は2023年からスタートする2023年〜2025年の3カ年を中心に取り組む中期経営戦略「SHIFT 2025 and Beyond」を策定し、「守り」から「攻め」に転じる躍動の期間として新経営体制のもと、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指す。積極投資により継続的な安定成長の実現・高収益構造への転換のため、アジアパシフィックでは将来の有望市場における事業基盤構築を地域事業戦略として掲げている。

2001年より参入しているインド市場は、近年の経済成長を背景に、情報感度の高い生活者のグローバルプレステージブランドへの需要がより一層増加しており、さらなる成長が見込まれている。既にインドで展開をしているブランドSHISEIDOとフレグランスブランドに加え、グローバルプレゼンスの高いNARSをブランドポートフォリオに導入し、多様化するニーズに対応する。Shoppers Stopの持つプレステージやデパート市場における化粧品販売のノウハウやネットワークを活用することで、インドにおけるプレゼンスを更に向上させることを目指す。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です