【流 通】JINS 車両による移動販売サービス「JINS GO」1号車の稼働開始

JINSは商品選択から視力測定補助、レンズ加工まで、JINSのサービスをすべて搭載した専用車両による移動販売サービス「JINS GO」1号車を2023年1月26日に稼働した。

JINSは日本国内で473店舗(2022年12月時点)を展開している。2021年には創業の地・群馬県前橋市に地域コミュニティのハブとなることを目指した施設「JINS PARK前橋」をオープンしたほか、地域が抱える課題に向き合い、共に成長する道を切り開く組織「地域共生事業部」を社内に新設し、地域との共生をJINSのサステナビリティ活動における重要な観点と位置づけ、店舗を起点とした取り組みを進めている。

こうした地域共生を推進している一方で、近隣に店舗がない場合や、高齢や病気などにより来店が困難な消費者に商品やサービスを提供できていなかった。この課題を解決するため、JINSはメガネの移動販売に着目した。視力測定補助やレンズ加工など基本サービスをすべて提供できるよう改装した車イス昇降機付き専用車両を使用することで、JINSが訪問する新しいサービスをスタートした。

JINS GO1号車は、マイクロバス型の車両をベースに開発した。車両内は空間全体を大きな什器に見立て、木材をふんだんに使った温かみのあるデザインで、メガネ約200本を陳列できる棚や、利用者が座れるベンチも設けた。視力測定器やレンズ加工機も搭載することで、利用日に商品を渡すことができる(※)。店舗と同様の基本サービスを提供できる環境を実現した。

1号車の活動エリアは関東近郊で、社会福祉施設や、近隣にメガネ販売店が無い地域などへの訪問を想定している。訪問希望者は公式サイトで照会する。

また、JINS GOは有事の際には被災地支援などにも活用可能と考えられており、今後、JINSは車両を増産し、カバーできる地域を拡大することを視野に入れるなど、地域との新しい関係構築に取り組んでいく。


※ レンズの種類によっては即日渡しができない場合があり、その場合は再訪問や郵送などを用いる


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