【物　流】アルケリス　同業４社とともに「アシストスーツ協会」を設立

アルケリスはアシストスーツの認知度向上と市場形成を加速させることを目的に、アシストスーツを手掛ける同業３社（イノフィス、加地、ダイドー）とともに、任意団体「アシストスーツ協会」を設立した。

アシストスーツ（パワーアシストスーツ）は、モーターによるアシスト・人工筋肉等による荷重分散効果によって、重量物の取り扱い時に身体にかかる負荷を軽減することを目的に開発された。物流などの様々な業界での活躍が見込まれており、昨今の人手不足や高齢化といった社会課題が顕在化しているなか、アシストスーツを用いることで作業時間の短縮・業務効率化や高齢者・女性の就労支援につながる一助として、市場の拡大が期待されている。

その一方で、顧客からはアシストスーツの活用を希望しても、自社の課題に合致したアシストスーツが見つけられない、体験できる場所がないといった声が上がっている。またアシストスーツの開発企業では、企業ごとにデモンストレーションの場を持つように交渉するのは時間と手間がかかるという課題を抱えており、このような現状を打破するために今般発足したアシストスーツ協会では、関連企業が協力してアシストスーツ製品の認知度向上や市場形成、啓蒙活動を行っていくこととなった。

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