【環 境】商船三井 LNG燃料フェリーへのLNG燃料供給を開始

2隻のうち第1番船「さんふらわあ くれない」(以下、「本船」)は、2022年12月22日、大分県別府港(第三埠頭北岸岸壁)で、九州電力から初めてLNG燃料の供給を受けた。

LNG燃料供給にあたっては、国内で初めてスキッドと呼ばれる導管装置を用いてタンクローリー4台と本船を接続し、Truck to Ship方式で行った。従来のLNG燃料船とタンクローリーを1台ずつ繋いでLNG燃料の供給を受ける方法とは異なり、スキッドを用いることで、本船は同時に4台のタンクローリーからより短時間でLNG燃料の供給を受けることが可能になった。LNG燃料は九州電力のグループ会社である大分エル・エヌ・ジーからタンクローリーで出荷し、燃料輸送及び本船への供給作業については、ニヤクコーポレーションが実施した。

LNG燃料は硫黄酸化物をほぼ排出せず、従来の燃料油に比べて二酸化炭素の排出量を約25%削減できるなどのGHG排出削減効果を有しており、現時点で船舶燃料の低炭素化を実現する最も有効な燃料である。


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