【アジア】ハウス食品グループ本社 インドネシアに合弁会社設立

ハウス食品グループ本社はインドネシア企業Sasa Intiと、インドネシア国内BtoC向けの加工食品販売を担う合弁会社を設立する。合弁会社を通じ、家庭用カレールウ製品の販売を開始する。手に取りやすい価格帯の小容量製品で、インドネシアの消費者ニーズに応え日本式カレー市場の開拓を図る。

ハウス食品グループは海外へのエリア展開で、日本、中国に次ぐ市場として経済発展が著しく米食文化の東南アジアに注目し、これまでカレー事業の検討を進めてきた。グループの外食事業であるカレーハウス CoCo 壱番屋のフランチャイズ展開や、BtoB向けの業務用製品からスタートし、徐々に日本式カレーの認知度は高まりつつある。

中でも経済規模が東南アジア最大であり、成長性にも優れるインドネシアは家庭内食比率も高く、都市部の共働きや核家族世帯の増加により、簡単・便利な加工食品のニーズが高まっている。また旺盛な消費意欲から海外の外食メニューが広まり、日本式カレーの認知率は、ジャカルタ近郊の上位層(Social Economic Status(社会経済階層)A層)では74%、中間層(同C層)で46%に達している(同社調べ ※)。中間層世帯が今後も増大していくことから加工食品市場はさらなる拡大が期待される。


※ 調査設計:20-39歳男女、ジャカルタ周辺の都市圏、2020年実施


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