【流 通】食事を撮影するだけでカリウムを測ることができるアプリ

エクサウィザーズはアストラゼネカと共同で、食事を撮影するだけで簡単にカリウムを測ることができるアプリケーションAIフードスキャナー「ハカリウム」を開発した。

高カリウム血症は血清カリウム値が異常に上昇した状態を指す。日本では30万人(※1)を超える患者が、主に慢性腎臓病の進行や、その他食事などの影響により高カリウム血症を発症している。血清カリウム値が異常に高いと、致死的な不整脈や心停止を引き起こすことがある(※2)。さらに慢性腎臓病、透析、心不全等を背景疾患に持つ高カリウム血症患者の食事・栄養管理は、各種ガイドラインを踏まえた厳しい食事制限がかかる。

ハカリウムは高カリウム血症の患者をはじめとした人々が、食事・栄養の摂取量を可視化し、コントロールすることで、毎日の食事をより楽しめることを目的に開発された。患者と医療従事者の食事・栄養管理にかかる適切なコミュニケーションをサポートし、そして、患者自身の自主的な栄養管理の一助となることを目指す。


※1 JMDC Claims Database(2017年版)

※2 American Heart Association. “Life-Threatening Electrolyte Abnormalities.” Circulation. 2005;Volume 112, Issue 24_supplement, 13 December 2005, Pages IV-121-IV-125.


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