【物 流】経済産業省 日本提案「トラック隊列走行システム」に関する国際標準の発行

経済産業省は日本提案の「トラック隊列走行システム」の国際標準が発行されたことを発表した。

トラックの隊列走行は複数のトラックが連なって走行し、走行状況を通信でリアルタイム共有を行い、自動で車間距離を保って走行する技術で、ドライバーの疲労による運転ミスが引き起こす交通事故の削減や空気抵抗の低減、車速変化の減少による燃費向上、運転負荷軽減によるドライバーの担い手確保が期待されている。

今回発行された国際標準ISO4272(トラック隊列走行システム)は、隊列の形成・加入・離脱時の機能(隊列運行管理機能)、隊列走行の機能(隊列走行制御機能)について規定している。これらの機能を標準化させることによって、異なるメーカーの車両が混在していても隊列の加入車情報を共有することが可能となり、加入時においても協調して車速の調整等、隊列の形成が可能となる。

また隊列の形成方法など、隊列走行における様々なケースを定義し、異なるメーカーの車両間においても情報共有を可能とするために、共通通信データ項目の定義や隊列走行機能の評価手順についても定めている。


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