【流 通】ヤマハ発動機 森林計測データの活用支援クラウドサービス開始

ヤマハ発動機は森林計測サービスの顧客向けに、計測解析結果を簡便かつ有効に活用できるクラウドサービス「ヤマハモーターフォレストマネジメントシステム(YFMS)」を開発し、提供を開始した。

従来から森林計測結果の報告書とともに計測解析結果のデータも顧客に納品しているが、測定解析結果のデータが大容量であるため、一般のパソコンでは扱いづらく、またデータを活用するには多機能かつ専門的な地理情報システム(GIS)の操作法を習得する必要があった。

「YFMS」はデータ活用のための機能を厳選し、直観的な操作性を重視している。またハイスペックな専用パソコンでなくてもインターネット接続ができる環境であれば、どこででも利用できるようクラウドサービスにした。

ヤマハ発動機の森林計測サービスは、自動航行機能など高い航続性能を備える自社製の産業用無人ヘリコプターを活用する。空からの森林計測に最適なスペックである高解像度LiDARを無人ヘリコプターに搭載し、樹頂点から30〜50mの上空より1秒間に75万回のレーザを照射する。これにより、高密度・高精度な点群データを計測範囲の全域から獲得し、計測による「森林の見える化」を実現し、林業のスマート化、業務精度・効率の向上に寄与する。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です