【知 識】ゼンリンと秋田県横手市 食料品アクセス問題の改善を目指して実証実験

ゼンリンと秋田県横手市は2022年9月6日から11月中旬までの期間、横手市にて「地域まるごと Smart Terrace Store」の実証実験を実施する。地域住民の小売店までの物理的な距離を短縮するコミュニティストア「Smart Terrace Store(STS)」や「ドローン」等の最新技術を活用することで、横手市に新たな食料品アクセス手段を提供し、食料品アクセス問題の改善を目指す。この実証は農林水産省が公募した「新技術の活用等による食料品アクセス問題への取組支援事業」として実施される。

横手市では現在、食料品アクセス困難人口の割合が32%、75歳以上の場合は44%となっており、食料品アクセス問題の改善が課題となっている。また横手市における交通手段の85%は自家用車で、免許返納した高齢者の食料品アクセス手段が失われる可能性が危惧されている。

実証実験では地域のコミュニティストア「Smart Terrace Store(STS)」を適切な場所に設置し、地域住民の小売店までの物理的な距離を短縮することで、食料品アクセスの向上を図る。またSTSの設置が難しい地域の住民へは、新技術「ドローン」を活用した食料品配送を実施することによる、食料品アクセス手段の提供を目指す。また、ゼンリンと横手市は実証結果をもとに、将来的な実用に向けた協議を進める。


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