【流 通】ライオン 「LIONオーラルヘルスファンド」を設定

ライオンは2030年に向けたオーラルヘルス領域の活動「LIONオーラルヘルスイニシアチブ」の一環として、社会価値と経済価値を生み出す新たな事業機会の獲得に向け、国内外のベンチャー企業および研究機関を対象に総額30億円の出資枠「LIONオーラルヘルスファンド」を2022年8月8日に設定した。投資対象は中長期経営戦略フレーム「Vision2030」で定めた成長の方向性である4つの提供価値領域のうち、同社事業の主力であるオーラルヘルス領域とし、生活者のより良い習慣づくりに貢献する事業機会の創出を加速させる。

ライオングループは「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」というパーパスを起点とし、2030年に向けた経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を掲げ、その実現に向けた企業活動を進めている。

近年、歯と口の健康の重要性が高まる中、同社は一人ひとりのライフスタイルや心身の健康状態に合わせた前向きな予防歯科習慣づくりを後押しすることで、人々の健康増進に貢献することを目指し、2030年に向けた「LIONオーラルヘルスイニシアチブ」を設定した。その一環として新たなパートナーとの連携加速による事業機会の創出を目的に、国内外のベンチャー企業および先端的な研究機関を対象に総額30億円の出資枠「LIONオーラルヘルスファンド」を社内に設定することを決定した。

出資枠の投資対象はオーラルヘルス領域に強みを持つ国内外のベンチャー企業や関連研究、デジタル技術の拡大に寄与し得る法人・団体が対象で、投資担当ディレクターがライオンからの出資を希望する候補先との協議やスクリーニングを行い、ライオンのボードメンバーで構成された投資検討会にて意思決定する。ライオングループのパーパスや経営ビジョンに共感する、国内外の革新的な事業・技術を有するベンチャー企業および研究機関に対して直接投資を行い、メーカーの域に留まらず生活者に機能価値と体験価値を提供する新たな事業を展開していく。


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