【環 境】安田倉庫 国内初の冷蔵温度帯でのスワップボディコンテナ輸送実証実験実施

安田倉庫は子会社の安田運輸、業務提携先の中央倉庫、日本トレクス・フジトランスポートと共同で、国内初の冷蔵温度帯でのスワップボディコンテナ輸送の実証実験を2022年6月29・30日に実施した。

実証実験は「スワップ冷凍フラットパネルバンボデー」を活用し、安田倉庫守屋町営業所、コネクトエリア浜松、中央倉庫京都PDセンターを中継場所として、同コンテナを交換しながら中継輸送を行った。同コンテナは、シャーシを切り離しての冷凍機運転が可能であり、冷蔵温度帯での中継輸送を実施している。

スワップボディコンテナ車輛は車体と荷台を分離することができ、分離中に荷役作業の実施が可能となる。「2024年問題」を前に、待機時間減少による残業時間の削減や中継輸送による日帰り運行の実現、荷役分離の効果による女性ドライバー活用や労務環境改善による定着率の向上などの効果も見込まれる。

また荷役分離によりドライバーが輸送業務に集中できるため、輸送品質の向上や輸送の安全が確保され、CSRの向上を図ることも可能になる。更には中継輸送はトラックの走行距離や待機時間のアイドリングが削減されCO2排出量を抑える効果が見込まれており、サステナビリティの観点からも導入促進が期待されている。


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