【流 通】NTTドコモ プライバシーに配慮したデジタル広告配信機能を提供
NTTドコモはデジタル広告配信サービス「ドコモ広告」で、利用者からの事前同意のもと、契約中のドコモの通信回線で各種サイトやアプリを利用した際にNTTドコモが発行するIPアドレスを用いて、ライフスタイルに関連性が高いと推奨する広告を配信する機能を、2022年10月(予定)から提供開始する。また、それに先駆け、利用者から「IPアドレスを用いた広告配信に関する同意」の取得を開始した。
従来、デジタル広告配信では、同意の有無によらず利用者と直接の関係を持たない第三者が発行し運用するcookieなどを用いて収集されるに利用者データを活用し、利用者の興味・関心にあわせた広告を配信することが主流だった。しかしプライバシー保護の観点から世界的にこれらの第三者データ活用が制限され、それぞれのライフスタイルに適した広告を配信することが困難になっている。
新機能では事前同意に基づき、NTTドコモの通信回線で各種サイトやアプリを利用した際にIPアドレスを用いて利用者を識別し独自の広告専用IDを生成して広告を提供する。また「プライバシーポリシー」に即した範囲で、NTTドコモが取得し保有するデータをもとに利用者の興味・関心などを推定するため、第三者が発行し運用するcookieなどを用いて収集されるデータを用いることなく、ひとりひとりに合わせてNTTドコモが推奨する広告を配信する。利用者は、「パーソナルデータダッシュボード」でいつでも機能を用いた広告配信への同意・拒否を変更することが可能で、一度同意・拒否の設定をすると、設定を変更されるまでその状態を保持するため、cookieのようにwebサイトごとの設定が必要なくなる。
なお、広告配信はNTTドコモが提供するメディアのほか、同社以外の事業者が提供するメディアでの広告配信に対応する予定にしている。
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