【環 境】明治 「明治おいしい牛乳」のキャップなどに環境配慮型素材の使用を開始

明治は「明治おいしい」ブランドのキャップや注ぎ口などに使用しているプラスチックを、2022年7月からバイオマスプラスチックに順次切り替える。また同年4月上旬に「明治おいしい牛乳」の市販用商品を、製造日を含む19日以上に賞味期限延長を完了した。

2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」では、2030年までに食品ロスを半減させることが掲げられており、賞味期限切れによる廃棄物の削減といった食品ロス削減に対する関心が高まっている。また明治は2019年5月に政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」で定められたマイルストーンに照らして、プラスチック資源循環の取り組み方針を策定しており、全社一丸となってプラスチック資源循環の強化に取り組んでいる。

「明治おいしい」ブランドは賞味期限を延長する取り組みを行っており、2022年4月上旬の「明治おいしい牛乳」(125ml/125ml×3/200ml)の賞味期限延長の実施により、「明治おいしい牛乳」の市販用商品について「製造日を含む19日以上」への賞味期限延長が完了した。

2022年7月からは順次、キャップや注ぎ口などに使用しているプラスチックを、バイオマスプラスチックへの切り替えを実施する。これにより「明治おいしい」ブランドのキャップや注ぎ口における化石資源由来原料使用量について、年間約990トンの削減を計画している。またキャップや注ぎ口などへバイオマスプラスチックを使用することで、容器のCO2排出量については、「明治おいしい牛乳」(900ml)では従来比で約10%、「明治おいしい牛乳」(450ml)では従来比で約15%の削減を目指す。さらに、今後は、容器本体の紙パックに使用している素材について環境配慮型素材への切り替えや、容器本体の紙パックの軽量化についても検討していく。


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