【アジア】五洋建設 シンガポールで地下鉄トンネル・駅舎工事を受注

五洋建設はシンガポール陸上交通庁(LTA:Land Transport Authority of Singapore)よりクロスアイランド・ライン(地下鉄)CR117工区を単独で受注した。同工区においては、トムソン・イーストコースト・ライン(地下鉄)のブライトヒル駅(同社施工、2021年8月供用開始)に直結する上下線2本のシールドトンネル工、地下の駅舎等を構築する。

シンガポールで8番目となるクロスアイランド・ライン(地下鉄)は、シンガポール東部のチャンギ地区から同西部のジュロン地区を東西に結ぶ約50kmの地下鉄となる予定で、第1期区間の約29km(12駅)は2030年開通が予定されている。12駅の内、4駅が他路線との乗り継ぎ駅となるため利便性が高く、将来的には10万世帯を越える住民の利用が見込まれている。

同工区はシンガポールの中央(シンミン地区)に位置しており、特にシールドトンネル工事では高い安全・環境管理が求められる。受注では価格面だけでなく、駅舎と接続する予定のトムソン・イーストコースト・ライン(地下鉄)のブライトヒル駅とシールドトンネル建設工事(T211工区)における高水準の施工管理、安全管理が評価された。なお、五洋建設は現在、LTA発注工事として、トムソン・イーストコースト・ライン(地下鉄)のオーチャード駅のT219工区、ノースサウスコリドー高速道路(NSC)のN105工区、ならびに高速輸送システム(RTS)のT232建設工事を施工している。


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